復興記念館では、令和7年8月5日(火)~12月21日(日)、戦後80年企画 令和7年秋季特別展「画集『闇市』~水彩画家 漆畑廣作の描いた戦後東京の風景~」を開催いたします。

 戦後、2万点を超える歌舞伎の舞台絵、役者絵を描き、伝統文化の継承に貢献した水彩画家 漆畑廣作(1905-1990)は、戦中戦後の東京の姿を後世に伝えるため、食料や画材の不足など厳しい状況下で300点を超える戦災絵画を描き、東京都へ寄贈しています。その作品は貴重な資料として復興記念館に収蔵され、戦後80年という節目の年である令和7年に、改めて紹介させていただく機会を得ました。
 本展示では、収蔵作品の中から、50点が綴じられている画集「闇市」を特集しています。
 戦後の東京の各所に現れた闇市の露店に並べられた品々と、それを売り買いする人々の様子が活き活きと描写された作品を通し、漆畑廣作は何を訴えかけているのか。
 ぜひその目でお確かめください。

画集「闇市」~水彩画家 漆畑廣作の描いた戦後東京の風景~